ガス主任技術者の資格取得について

ガス主任技術者・製造T

ガス主任技術者・製造T・LNG設備について

ガス主任技術者試験の製造T・LNG設備についてまとめてみました。参考にして下さい。

LNG設備

LNG設備

LNGはLNGタンカーからアンローディングアーム及びタンカーのLNGポンプを用いて荷揚げが行われる。途中で発生するBOGはリターンガスブロアーでタンカーへ返送する。荷揚げしたLNGはLNG貯槽に貯蔵され、LNGポンプにて昇圧した後、LNG気化器で海水等と熱交換し気化させる。気化されたガスはLPG等で熱量や燃焼性を調整し、付臭した後、送出される。

@アンローディングアーム…LNGタンカーと陸上のLNG配管を接続するジョイントとパイプを組み合わせたもの。駆動は油圧により行われ、アームの材料は低温脆性を示さないオーステナイト系ステンレス鋼又はアルミニウム合金が一般的に使用される。

 Aリターンガスブロアー…荷揚げされたLNGタンカーの貯槽内圧を一定に保つために、LNG受け 入れ中に発生するBOGの一部をガス配管、アンローディングを通ってタンカーに返送する設備。

Bサンプリング装置…LNG荷揚げ中のLNGを、連続してサンプリングして気化させて、LNGを 代表するサンプルを採取する装置であり、サンプリング気化器、サンプリングガス圧縮機、サン プリングガスレシーバ等の機器で構成される。

LNG貯槽

 @地上式LNG貯槽(金属二重殻式貯槽)…外側を外槽で包み、内外槽間の空間にパーライト等の 断熱材と不活性ガス(窒素)を充填した二重殻構造である。液面変化等による内外槽間の窒素ガ スの体積変化を吸収するため、ブリージンブタンクと呼ばれるクッションタンクが付属している。 貯槽の周辺には防液堤及び防災設備が設置されており、LNG漏洩時には災害の発生を最小限に抑 える役割を果たしている。

A地上式LNG貯槽(PC貯槽)…金属二重殻式貯槽と防液堤を一体化した貯槽であり、防液堤は液 密性、強度、経済性を考慮してプレストレストコンクリートを用いている。LNG受け入れ用のポ ンプバレルと呼ばれるパイプが屋根を貫通して底板付近まで達している。

B地下式LNG貯槽…周辺地盤の水圧及び土圧をうける鉄筋コンクリート製の躯体の内面に断熱材 を配し、その内面に気密及び液密性を保持するステンレス製の薄板(メンブレン)を設置した構 造。万一LNGが漏洩しても地表に流出しないため、防液堤が不要。

C地中式LNG貯槽…金属二重殻式貯槽を地下に構築した鉄筋コンクリート製のピットに施設する形式の貯槽で、本体の構造、材質は金属二重殻式貯槽と同じ。ただしLNGの受け入れはPC貯槽や地下式貯槽と同じくポンプバレルを通じて行う。

LNG気化器

@オープンラック式気化器…海水を熱源とし、LNGを気化する。国内の気化器の主流。ランニングコストが低廉で、ベースロードとして使用されている。

A中間熱媒体式気化器(トライエックス)…中間熱媒体蒸発器、LNG気化器、NG加湿器からなり、海水等からの熱を中間熱媒体を介してLNGに伝えてこれを気化する。ランニングコストが低廉で、ベースロードとして使用されている。

Bサブマージド式気化器…水中燃焼を利用しており、熱源としてLNGの気化ガスを使用する。運転費用が他の二つに比べて高価なため、一シェービング用あるいは緊急予備用として使用される。

LNGポンプ

@ポンプ材料は低温靭性に優れた材料を用いる。

Aポンプ軸封部からのガス漏洩を防ぐため、軸封部のないサブマージド式を用いる。

Bモーターの冷却はLNGで行い、BOGを貯槽等に戻すラインを設ける。

C軸受けにかかる力をバランスさせるため、縦軸構造を用いる。

LNGサテライト基地

@LNGローリーで輸送されてきたLNGを受入れ貯蔵し、ガスの需要に応じて気化し、都市ガスとして供給する基地をLNGサテライト基地と呼んでいる。

ALNGローリーは、加圧蒸発器によりローリーのタンク内圧力を昇圧させ、LNGをLNG貯槽に荷卸しする。

Bサテライト基地においては、縦置き、横置き円筒型貯槽が一般的に使用されており、金属二重殻構造であり、二槽間には断熱材(パーライト)が充填され、断熱効果を高めるため高度の真空状態に保たれている。

CLNG蒸発器は、加熱源に大気を利用するエアフィン式が一般的であり、伝熱管としてはアルミ製フィン付チューブを用いたものが多い。

Dサテライトの保安設備として、事故の予防として圧力上昇防止装置、事故の早期発見設備としてガス漏洩検地警報設備、事故の拡大防止設備として防消化設備、液面拡大防止堤等を設置している。

LPG設備

@LNGは常温で加圧(加圧式貯蔵法)するか、常圧で低温(低温式貯蔵法)にすれば容易に液化し、液化貯蔵が可能になる。一般に加圧式は円筒形貯槽、球形貯槽が多く用いられるが、大容量だと建設費が高くなるので、低温貯槽の方が有利である。

A加圧式貯槽では、比較的小容量の場合は円筒形貯槽、大容量の場合は球形が用いられる。

B低温式貯槽はLNG貯槽とほぼ同じであり、地下式等が用いられる。

CLPG気化器は加圧方式によって大気温利用方式と、熱媒体利用方式に分類できる。