ガス主任技術者の資格取得について

ガス主任技術者・消費機器W

ガス主任技術者・消費機器W・ガスの燃焼について

ガス主任技術者試験の基礎理論・消費機器W・ガスの燃焼時の換気についてまとめてみました。参考にして下さい。

換気方法について

自然の風や温度差による自然換気と、これらに関係なく換気扇や送風機により強制的に行う機械換気とに分けられる。

機械換気の方式

全体換気方式

換気扇の取り付けられている部屋全体の空気を入れ替えることにより、汚れた空気も同時に排出する方式。設備的に安くできる反面、部屋が広くなると、汚れの大小に関係なく大きな風量を必要とし、換気効率が低くなる。

また、部屋全体を換気するため、冷暖房などの行われている部屋では換気による熱ロスが大きい等の欠点がある。

局所換気方式

フード等の組み合わせで高濃度排気ができるため、汚れの源が固定している場合に効果的な換気方式といえる。高い換気効率と冷暖房の効果もさほど損なわない利点がある。しかし、局所的な換気であるため、取り付け位置やフードの形状等にある程度の制限があり、これを誤ると効果が半減してしまう欠点がある。

全体・局所換気併用方式

全体換気方式あるいは局所換気方式だけでは汚れた空気を完全に排除することは困難である。ガスコンロなどから発生する汚れた空気はレンジフード等で捕らえて排出し、そこで捕集仕切れない空気や室内全体の汚れた空気は全体換気扇により排出する理想的な方式である。

同時給排換気方式

既存の住宅や給気口の設けにくい部屋の場合は、1箇所で排気と給気を同時に行う場合があり、これを同時給排換気方式と呼ぶ。

この方式で注意することは、給気口から入った新鮮な空気が室内に広がらず、そのまま排気口から出てしまういわゆるショートサーキットを起こさないようにすることである。

自然換気回数

n=Q/V

n:自然換気回数(回/h) Q:換気量(?/h) V:室の容積(?)

必要換気量

必要換気量とは、室内の酸素濃度をある限界に保つための換気量の最小値のことである。換気量の計算方法は、部屋の種類、火を使用する場所等によっていくつかあるが、大きく分けると、

@ 建築基準法で定める方法

A 部屋の必要換気回数から求める方法

があり、一般的には前者が多く用いられる。

建築基準法に基づき求める方法

(1) 火を使う場合(台所等)

必要換気量(V)=定数×理論排ガス量(K)×燃料消費量(Q)

(2) 居室の場合

必要換気量(V)=20×居室の床面積(u)/1人当たりの占有面積(u)

部屋の必要換気回数から求める方法

 必要換気量(V)=必要換気回数(回/h)×部屋の容積(?)

換気扇の種類

@ ターボファン

比較的幅広の後向きの羽根が付いているのがターボファンである。効率は他のファンに比較して最も高く、高速ダクト方式の送風機などに使われる。

A シロッコファン

シロッコファンとは水車と同じ原理で、羽根車には幅の狭い前向きの羽根が多数付いている。静圧が高くあらゆる送風機に使われている。

B 軸流ファン(プロペラファン)

軸流送風機の最も簡単で小型のものであり、風量はシロッコファン、ターボファンよりも多いが静圧が低く、0〜30Pa程度の静圧なので、ダクト等の抵抗を受けると極度に風量が減少する欠点がある。

C 斜流ファン

プロペラファンより羽根のひねりが大きく、静圧が高い。

D貫流ファン(クロスフローファン)

羽根車の軸方向の長さを伸ばす事により風量が増大するので、他の羽根よりも羽根車の径を小さくすることができる。 エアコンの壁掛け型室内機などに用いられる。

レンジフード

住宅の高気密化を考慮したレンジフード

住宅の高気密化に伴い、従来の排気だけを考えたレンジフードでは、給気不足になりやすく、次のような問題が生じる。

@ 十分な給気口がないため、実質換気量が低下し、排気が十分に捕集できない。

A 給気不足のためファンの運転音が高い。

B 室内外の圧力差が大きくなり、ドアの開閉が困難になる。

C 給気流がすきま風となって、足元が冷える。

このような問題を解決するためには、同時給排気タイプや高捕集率タイプのレンジフードが有効である。

一酸化炭素(CO)中毒

CO中毒とは、生ガス中のCOやガス機器の不完全燃焼により発生したCOを含んだ空気を吸入した場合に起こる中毒事故のことである。 COは無色、無味、無臭の気体であり、空気中に拡散した場合でも気付きにくい。 また、身体の決傾注の酸素運搬をするヘモグロビンとの結合力が強く、酸素のおよそ250倍もある。

そのため、少量を吸引してもヘモグロビンとCOが結合(結合したものをHbCOという。)してしまい、血液の酸素運搬能力が著しく損なわれ、酸素欠乏によって起こる症状がCO中毒である。