ガス主任技術者の資格取得について

ガス主任技術者基礎理論

ガス主任技術者・基礎理論・化学の基礎について

ガス主任技術者試験の基礎理論・化学の基礎にについてまとめてみました。参考にして下さい。

基礎理論・化学の基礎

元素と元素記号

水を電気分解すると、水素と酸素の気体に分かれるが、これ以上別な物質に分解することはできない。水素や酸素のように、物質を構成する基本的な要素を元素という。現在、約100種類の元素が知られており、それぞれの元素は元素記号を用いて表現される。

単体と化合物

ただ1種類の元素からなる物質を単体という。2種類以上の元素から構成され、常に一定の組成をもつ物質を化合物という。たとえば、水は、水素と酸素が一定の割合で化合してできた化合物である。

純物質と混合物

1種類の単体または1種類の化合物だけからなる純粋な物質を純物質という。2種類以上の純物質が混じり合ってできた物質を混合物という。

原子

物質を分割していったとき、これ以上分割できない微粒子を原子という。なお、原子を表わすには元素記号が用いられる。

分子

水素や酸素、水はいくつかの原子が結合してできた分子からできている。水素分子は水素原子2個からできている二原子分子であり、水分子は水素原子2個と酸素原子1個からできている三原子分子である。ヘリウムやアルゴンは、原子1個だけの単原子分子として存在する。

原子量と分子量

炭素原子の質量を12としたとき、他の元素の原子1個の相対的質量をその元素の原子量という。また、同じ基準で表わした分子の相対的質量を分子量という。

1mol

物質を構成する単位粒子(原子、分子、イオンなど)の個数が6.02×1023個のとき、この物質量を1molという。なお、6.02×1023をアボガドロ定数という。

1molの質量

分子量にg(グラム)をつけると、その物質1molの質量になる。たとえば、分子量2の水素H21molの質量は2gである。

気体1molの体積

気体は、同じ温度、同じ圧力のとき同じ体積の中に同数の分子が存在する。これをアボガドロの法則という。0℃、1気圧101.325kPa(標準状態)で22.4@の体積を持つ気体は、どんな種類であっても1mol(6.02×1023個)の気体分子を含む。

「アボガドロの法則」

気体は、同じ温度、同じ圧力のとき同じ体積の中に同数の(分子)が存在する。これをアボガドロの法則という。0℃、1気圧101.325kPa(標準状態)で(22.4@)の体積を持つ気体は、どんな種類であっても1mol(6.02×1023個)の気体分子を含む。