ガス主任技術者の資格取得について

ガス主任技術者・小型湯沸器のCO中毒事故

小型湯沸器のCO中毒事故について

平成19年2月7日、神奈川県において、リンナイ社製開放式小型湯沸し器(不完全燃焼防止機能付き)による死亡事故が発生しました。 この事故は、一酸化炭素(CO)中毒が原因でした。

詳しく調査していったところ、同機種及び類似機種で過去に4件の死亡事故または負傷事故が発生していることが判明しました。

これを受けて、リンナイさんでは無償で該当製品の点検作業を実施していますので、詳しい情報はこちらまで

ガス機器使用時の注意点

ガス瞬間湯沸器をご使用の際には、必ず換気扇やレンジフードのファンを回すか、窓を開けて換気を行うよにしてください。

換気が不十分な場合は一酸化炭素(CO)中毒により、最悪の場合には、死亡事故につながるおそれがあります。 また、ご使用中にたびたび火が消える場合には点検が必要となりますので、ただちにご使用を中止し、最寄のガス会社、またはお買い上げ先までご連絡して下さい。

詳しくはこちらをクリックして下さい。

一酸化炭素(CO)中毒

一酸化炭素(CO)とは

分子式:CO

常温では無味無臭無色の気体。毒性は強力。少量でも危険です

木炭などが不完全燃焼した時などに発生する。炭素を含む物が燃焼すると二酸化炭素が発生するが、酸素の不十分な環境で燃焼(不完全燃焼)が起こると一酸化炭素が発生する。

血球中のヘモグロビンと強く結合し、ヘモグロビンの酸素運搬能力を阻害する。

一酸化炭素(CO)中毒とは

一酸化炭素CO中毒とは、生ガス中のCOやガス機器の不完全燃焼により発生したCOを含んだ空気を吸入した場合に起こる中毒事故のことである。

COは無色、無味、無臭の気体であり、空気中に拡散した場合でも気付きにくい。 また、身体の決傾注の酸素運搬をするヘモグロビンとの結合力が強く、酸素のおよそ250倍もある。

そのため、少量を吸引してもヘモグロビンとCOが結合(結合したものをHbCOという。)してしまい、血液の酸素運搬能力が著しく損なわれ、酸素欠乏によって起こる症状がCO中毒である。